背景
「こせんだ式日本語教室」は、日本語教師をめざす人や、すでに現場に立つ先生のスキルアップを支援する教室です。試験対策・授業実践研修・動画講座など複数のプログラムを持ち、オンラインでの学びをさらに広げたいという想いがありました。
一方で、当初は動画の配布や受講状況の管理を手作業で行っており、
- 受講者が「あの説明、どこで話していたか」を探すのに時間がかかる
- 講師側が「誰が・どこまで・どこでつまずいたか」を把握できない
- 運営の事務作業(視聴管理・案内・決済)が属人的になっていた
といった課題がありました。弊社は、これらをまとめて解決する専用の学習プラットフォームをゼロから設計・開発し、その後の運用まで伴走しています。
学習者にとっての価値
見たい場面へ、一瞬で戻れる
レッスン動画はすべてAIによる文字起こしに対応。タイムスタンプ付きの文字起こしを全文検索でき、ヒットした箇所をクリックすると、その発話の瞬間から動画が再生されます。「先生が◯◯と説明していたところ」を、巻き戻しで探す必要がありません。動画には字幕も同期表示され、音を出しにくい環境でも学べます。
学びを自分のものにする「マイノート」
気づいたことをタイムスタンプ付きのノートとして残せます。ノートはコースをまたいで検索でき、復習のときに「どの場面のメモか」へ即座に戻れます。
続きから、迷わず学べる
ホーム画面には「前回の続き」が表示され、ワンクリックで学習を再開できます。視聴の進捗とコースごとの完了率が可視化され、確認クイズで理解度をチェック。Zoomライブ授業の予定もホームに表示されるため、学習のリズムを保てます。
講師・運営にとっての価値
AI文字起こしは「ワンクリック&編集可能」
アップロードした動画の文字起こしは、管理画面からワンクリックで生成。処理状況はリアルタイムで表示されます。AIの認識結果はセグメント単位で編集でき、修正した字幕は動画配信側へ自動で同期されます。完全自動に頼り切らず、教材としての品質を運営側でコントロールできる設計です。
「誰がどこでつまずくか」がデータで分かる
レッスンごとに、再生数・視聴維持率・完了率・平均視聴時間を集計。さらに、
- 視聴維持率カーブ(動画のどこで離脱が起きるか)
- 日次の再生数・視聴者数の推移
- チャプターのジャンプ分析(どの場面が繰り返し見られているか)
までを可視化します。これにより「説明が分かりにくい箇所」「人気の高い回」が数値で見え、教材改善のサイクルを回せます。
運営業務をひとつの画面に
コース・レッスン管理、教材(PDF)配布、受講者の承認・管理、スケジュール(Zoom)管理、決済(買い切り・サブスク)まで、運営に必要な機能を1つの管理画面に集約。スプレッドシートでの属人的な管理から脱却しました。
技術的な特長
- Next.js 15 + Supabase + Vercel をベースにした、保守しやすくスケールするモダン構成
- 動画配信・ライブ配信は Bunny.net Stream、AI文字起こしは ElevenLabs Scribe v2 を採用し、外部サービスの強みを活かしてコストと品質を両立
- BudouX による日本語の自然な改行で、読みやすい教材UIを実現
- 行レベルセキュリティ(RLS)と署名付きURLで、受講者ごとのアクセス制御を担保
Sanko System Worksの伴走
北海道・札幌を拠点とする弊社は、要件の整理から設計・開発、リリース後の運用改善まで一貫して伴走しました。AI文字起こしや動画配信を、学習者が迷わない導線と運営がデータで判断できる仕組みに結び付け、学習体験と運営効率を同時に引き上げています。
